新型ラパンは相変わらず高い人気ですが、購入を検討する上でチェックしておかなければならないのはグレードごとの違いです。
グレードによってから装備やカラーバリエーションが違ったり、当然価格も大きく変わってきますからね。
ここでは、そんな新型ラパンのグレード別にチェックしたあと、グレード別の違い部分をひと目でわかる比較表を用いてチェックしていきます。
グレード別の特徴と違い
Gグレード
新型ラパンには「G」「L」「S」「X」の4つのグレードが用意されていますが、まずは最廉価グレード「G」から見ていきましょう。
「G」グレードは最廉価グレードなので装備面ではちょっと残念なところがあるのは事実です。
価格が低く抑えられているので仕方ないところはあります。
とはいえ、「レーダーブレーキサポート」、「誤発進抑制機能」などの安全機能をケチっていないのはさすがスズキといったところでしょうか。
装備面でよく気をつけておかなければならないのは次の2点です。
「全方位モニター用カメラパッケージ装着車」 「オーディオレス仕様車」
の設定がないことです。
ということは、全方位モニターはそもそも使えないということです。
もし、全方位モニターを使いたいのであれば、「L以上のグレード」を選ぶしかありません。
オーディオレス仕様車の設定が無いことは致命的ではありません。
なぜなら、自分好みのオーディオを納車後設置できるからです。
また、価格面でも安く購入出来たりしますからね。
純正オーディオが無条件で搭載されていると、納車後純正CDオーディオが無駄になりますし、意外なことに装着も割高になるのです。
もうひとつ残念なのは、このグレードだけは「エネチャージの装着がない」ことです。
だから、エネチャージ搭載車と比較すると燃費面で劣ってしまいます。
ちなみに、「G」のカタログ燃費はFFで29.6km/lですが、エネチャージ搭載車である上級グレードの燃費は35.6km/lです。
グレード別の価格差ですが、「G」の価格はFFで1,077,840円、4WDで1,188,000円に対して、上級グレードとの価格差は124,200円、長距離を走るなら、「L」グレード以上を選択しておいたほうがいいかもしれませんね。
Lグレード
「L」グレードは、「G」グレードについでラパンの下から2番目のグレードですが、一番売れているグレードでもあります。
「L」グレードが売れている理由としては、以下が考えられます。
「L」グレードからは、エネチャージが装着されるほか、助手席バニティミラーやフロントドアのプレミアムUV/IRカット機能付きガラス、シートヒーターなどの装備されます。
ただ、上級グレードで装備される次の装備は未装備となりますのでご注意ください。
- ディスチャージヘッドランプ
- オートライト
- 木目調インパネ
- シートパイピング
- ドアトリムクロス
- 2トーンルーフ
「L」グレードの価格はFFで1,202,040円、4WDで1,312,200円です。
上級グレードとの価格差は83,160円、悩ましいところですが、2トーンルーフが欲しいなら、そして木目調インパネが欲しいなら「S」グレード以上といったところでしょうか。
Sグレード
「S」グレードは「X」と「L」に挟まれて、意外と売れていないグレードのようです。
装備的にはかなり充実していますが、上位グレードの「X」と比べれば、
- ナノイー搭載フルオートエアコン
- メッキドアハンドル
- アルミホイール
- 6スピーカー(Lまでは2スピーカー)
の装備はありません。
「S」の価格は、FFで1,285,200円、4WDで1,387,800円です。
「X」との価格差は104,760円と結構大きいのですが、見た目の豪華さは確かに違いますからね。
Xグレード
「X」グレードはラパンの中では最上級グレードで、「L」グレードに迫るほど良く売れているグレードでもあります。
価格はFFで1,389,960円、4WDで1,492,560円と最上級グレードにしては価格は抑えられているにもかかわらず、装備はなかなか充実しています。
軽自動車とはいえそれなりの装備を求める方には「X」グレード一択かもしれませんね。
新型ラパン グレード間の装備・機能の違い詳細比較
新型ラパンのグレードは次の四つです。
- X
- S
- L
- G
最上級グレードが「X」で一番下のグレードが「G」となります。
装備・機能等で各グレードに違いがある部分をまとめた表が下記となります。
項目 | X | S | L | G |
---|---|---|---|---|
価格 | 1,389,000円 | 1,285,000円 | 1,202,000円 | 1,077,000円 |
車両重量 | 680kg | 680kg | 680kg | 650kg |
燃費(JC08) | 35.6km/L | 35.6km/L | 35.6km/L | 29.6km/L |
トランスミッション | CVT | CVT | CVT | AGS |
全方位モニター用カメラ | MO | MO | MO | 設定なし |
ヘッドライト | オート | マニュアル | マニュアル | マニュアル |
エアコン | オート(ナノイー) | マニュアル | マニュアル | マニュアル |
エコクール | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 設定なし |
スピーカー | 6スピーカー | 2スピーカー | 2スピーカー | 2スピーカー |
インパネシフトガーニッシュ | 標準装備 | 設定なし | 設定なし | 設定なし |
インパネ | ナチュラル | ナチュラル | シンプル | シンプル |
ステアリングオーディオスイッチ | MO | MO | MO | 設定なし |
USBソケット | MO | MO | MO | 設定なし |
メーター音声案内機能 | MO | MO | 設定なし | 設定なし |
ステータスインフォメーションランプ | MO | MO | MO | 設定なし |
エネルギーフローインジケーター | MO | MO | MO | 設定なし |
ドアトリムクロス | 標準装備 | 標準装備 | 設定なし | 設定なし |
助手席バニティミラー | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 設定なし |
シートパイピング | 標準装備 | 標準装備 | 設定なし | 設定なし |
フロントアームレストボックス | 標準装備 | 標準装備 | 設定なし | 設定なし |
ピラーブラックアウト | 標準装備 | 標準装備 | 設定なし | 設定なし |
ドアハンドル | メッキ | カラー | カラー | カラー |
IRカット機能付きフロントガラス | 標準装備 | 設定なし | 設定なし | 設定なし |
プレミアムUV&IRカットガラス(フロント) | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 設定なし |
エネチャージ | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 設定なし |
アイドリングストップシステム | 標準装備 | 標準装備 | 標準装備 | 設定なし |
ホイール(アルミ/キャップ) | アルミ | キャップ | キャップ | キャップ |
これから各グレードの違う部分だけを抜き出してご紹介していきたいと思います。
価格
まずは、当然ですが価格です。
最上級グレードから順番に、「XとS」「SとL」「LとG」の価格差は10.4万円、8.4万円、14.5万円です。ちなみに、「XとG」の価格差は、31.2万円となります。
各グレードの価格差は8.4万円から14.5万円ですが、この差はこれからご紹介する内容の違いから生じていると考えられます。
車両重量
ラパン(2WD)は全て同じ車体だと思っていましたが、 Gだけが重量が30 kg 少なくなっています。この差は トランスミッションにあるのではないかと推測します。
トランスミッション
なぜなら、「G」以外はのトランスミッションはCVTであるのに対し、「G」のトランスミッションはAGSなのです。
このAGSですが、クラッチのないオートマチックのようなトラッシュミッションでありながら、無段階変速の CVT とは異なり5速MTをクラッチなしでオートマチックのように稼働する構造となっているようです。
燃費
車両重量をお伝えし、一番車体重量が軽いのは「G」グレードでした。
しかし、重量が軽ければ燃費も良いのかと言うとそうではありません。
「G」以外の燃費は35.6km/Lですが、「G」は29.6km/Lとリッターあたり30キロを切ってしまうのです。
なぜ、一番車両重量が軽い「G」が一番燃費が悪いのかを考えてみたところ、燃費に大きく影響するだろうポイントは「エネチャージ」だと予測します。
エネチャージ
エネチャージは減速時のエネルギーを使って発電し、車を始動する時に活用することで燃料消費を抑える仕組みです。
「G」以外のグレートではエネチャージが標準装備されているのですが、「G」だけ設定がされていないのです。これこそが、「G」の燃費が他のグレードに劣る理由と言えるでしょう。
ここからは装備についてみていきたいと思います。
全方位モニター用カメラ
最近の車にはナビが装備されていることが珍しくないのですが、最近では全方位モニター用カメラに対応したナビが標準またはオプションで用意されていることが増えてきました。
ラパンにも全方位モニター用カメラはつなげることができますが、標準ではなくメーカーオプション扱いとなっています。
メーカーオプションですので、車の購入時にオーダーしなければなりません。
「G」以外のグレードには全方位モニター用カメラのメーカーオプションが設定されていますが「G」に至っては設定すらされていません。
ヘッドライト
ヘッドライトについては「X」がオートタイプのヘッドライトがついていますが、「X」以外はマニュアルタイプのヘッドライトとなります。
エアコン
ラパンのエアコンは2種類が用意されています。
オートエアコンとマニュアルエアコンです。
ただオートエアコンが採用されているのは「X」グレードのみで、それ以外のグレードはマニュアルエアコンとなります。
なお、「X」グレードのオートエアコンにはナノイーが搭載されています。
エコクール
通常エンジンは、エンジンが止まるとエアコンは停止します。
アイドリングストップが働いてエンジンがストップすると通常だとエアコンも止まってしまうのです。
しかし、エコクールはアイドリングストップ時にもエアコン作動時と同じデブが届けられる仕組みなのです。
このエコキュートですが、またしても「G」だけが設定されおらず、その他のグレードは標準装備となっています。
スピーカー
スピーカについては、「X」には6スピーカーが搭載されていますが、X以外のグレードには2スピーカー搭載となります。
インパネガーニッシュ
インパネ部分の見栄えを良くするガーニッシュですが、 「X」は標準装備となっていますが、「X」以外のグレードでは設定はありません。
インパネ
ラパンのインパネには、「ナチュラル」と「シンプル」の2種類が用意されていますが、「XとS」については、「ナチュラル」タイプのインパネが採用されているのに対して、「LとG」については、「シンプル」タイプのインパネが採用されています。
ステアリングオーディオスイッチ
最近の車には、ステアリングに様々なスイッチが設置され、以前のようにインパネに手を伸ばして操作することが少なくなっていますので安全面で貢献しています。
ラパンでは、「G」ではステアリングオーディオスイッチの設定はなく、G以外の三つのグレードについてはメーカーオプション対応で設置することが可能となっています。
USBソケット
スマートフォンの普及により車内にスマートフォンを持ち込む方が増え、シガーソケットを使って充電することを望む方が増えています。
そこでラパンでもUSBソケットを搭載することができるようになっていますが、残念ながらまたしても「G」では設定はありません。しかし、G以外のグレートではメーカーオプション対応で設置することが可能です。
メーター音声案内機能
最近の車には、安全機能の強化として、様々な情報をメーターパネルの中に表示できるものも増えてきています。
ラパンでは音声案内で知らせる機能が付いていますが、基本はメーカーオプションとなっています。
メーカーオプションに対応しているのは「X」と「S」の2つのグレードで、「L」と「G」については設定がありません。
ステータスインフォメーションランプ
ステータスインフォメーションランプは、メーター上部に3つの光を用いて、通常運転(ブルー)、燃費(グリーン)、減速エネルギー回生時(ホワイト)の状態を知らせます。
Gには設定されていませんが、G以外のグレードに関してはメーカーオプションとなっています。
エネルギーフローインジケーター
エネルギーフローインジケーターは、車が動いている時やエネチャージが働いている時に、発電状況やバッテリーの残量などエネルギーの流れを視覚的に知らせるものです。
この機能もG以外のグレードのみメーカーオプションとして用意されています。
ドアトリムクロス
ドアトリムクロスについては、「XとS」が標準装備されており、「LとG」については設定がありません。
助手席バニティミラー
助手席バニティミラーは、助手席のサンバイザーに設置されたミラーですが、Gには設定がなく、その他のグレードについては標準装備されています。
シートパイピング
シートに鮮やかな印象を与えるシートパイピングですが、「XとS」が標準装備されており、「LとG」については設定がありません。
フロントアームレストボックス
運転席と助手席の間に設置されているアームレストに収納機能を持たせたフロントアームレストボックスですが、小銭入れなどちょっとした小物を入れるのに役立ちます。
「XとS」が標準装備されていますが、「LとG」については設定がありません。
ピラーブラックアウト
「XとS」が標準装備されていますが、「LとG」については設定がありません。
ドアハンドル
ラパンのドアハンドルは2種類(メッキ、カラー)が用意されていますが、「X」のみがメッキで、その他のグレードについてはカラーとなっています。
IRカット機能付きフロントガラス
赤外線(IR)を車内に入れないようにする機能が付いたフロントガラスがラパンに採用されていますが、「G」では設定がないものの、他の3グレードでは標準装備となっています。
アイドリングストップシステム
車が止まる前からエンジンをストップすることにより燃費を良くするアイドリングストップシステムですが、「G」では設定がないものの、他の3グレードでは標準装備となっています。
Gにはエネチャージが設定されていないので、当然といえば当然ですね。
ホイール(アルミ/キャップ)
ラパンに標準で装備されているホイールは、アルミホイールとスチールホイール+ホイールキャップの2種類ですが、「X」のみがアルミホイールが標準装備されており、その他のグレードはスチールホイール+ホイールキャップとなります。
御覧頂いた通り、価格差以上に「G」グレードでは、他のグレードに標準やオプション設定されている装備も設定がなかったりしますし、トランスミッションすら違うという現状があります。
個人的な印象としてですが、出来れば最上位グレードの「X」もしくは「S」を選択するのばベストだと感じます。
リセールバリューを考えるのであれば上位2つのグレードがおすすめとなるでしょう。
まとめ
新型ラパンを選ぶ場合、とりあえず、それなりの装備が欲しいなら「L」が良いでしょう。
「L」グレードよりは「S」グレードのほうが装備は充実してますが、もう10万円出せば最上級グレードの「X」グレードに手が届きますから、このあたりは悩ましいところでしょうか。
「S」グレードの売れ行きが意外と伸び悩んでいるのがわかる気がしますね。
新型ラパンを最安で購入する3つの秘策
新型ラパンが誕生して2年が経過しました。
新型ラパンのカラーはバリエーション豊かで
そして、女性を対象にした車種だけ合って、
細かい所まで考えられていますね。
そんな新型ラパンですが軽自動車ということもあり
厳しい状況が続いています。
というよりも、
軽自動車自体が下取り時に有利という特徴がありますので、
ディーラー側も強気で販売する傾向にあります。
しかし、これらの条件を逆手にとって
最安で購入できる方法があります。
たった3つの簡単な方法なんですが、
下記の記事に詳細にまとめています。
>>> 詳細はこちらからご確認頂けます
自宅で数分で出来るような
目からうろこのような方法ですので
一度確認してみてください。
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